前回のツーリングで何かがおかしいので調査することにしました。
・カチカチ鳴るのでバルブクリアランスの測定
・カムチェーン/テンショナーの状態確認
・カム、クランクセンサーの交換
こんな感じの事をやろうと思っていて、発注した部品が来ましたので取りかかります。
※実際は数日掛けていますが一気に書きます。
まず、エアクリボックスまで一気に外してヘッドカバーが見える状態にします。
カバーを取り外しに掛かります。
スロットルボディには触りたくないので、なんとかならないか試行錯誤して見たけど、やっぱりずらさないとはずれなかった。
外れたのがこちら。
さすがにオイル焼けもまったく無く新品のような状態。
カムの当たりもこんな感じで良いのかな?
特にブツブツができていたりしてないので良いんだと思う。
そしてシクネスゲージで測っていきます。
その前にカムテンショナーは9.4mm伸びていた。
2回戻して確認。
バルブクリアランスの適正値は吸気=0.08~0.18 排気=0.18~0.28です。
結果的にはこんな感じでした。
排気は 0.22 | 0.22 | 0.23 | 0.22 | 0.21 | 0.22 | 0.22 | 0.23
吸気は 0.13 | 0.14 | 0.15 | 0.14 | 0.15 | 0.13 | 0.14 | 0.12
吸気がちょっと緩めですけど、まぁ収まってました。
クランク角センサーの交換をしたいので、スターターのギアあたりを外していきます。
カムチェーンのスライーダーを外すのでコマがずれないようにタイラップでしめておきます。
外すと下にクランク角センサーがあるので交換します。
写真はセンサーがもう外れちゃってます。
外したセンサー。
左が旧、右が新です。
絶縁部分?の色が変わってるので、何か改良されているのかも知れませんね。
取り外したカムポジションセンサー。
鉄粉が付いてるのが気になります。
車なんかだと、コレの中にオイルが入って駄目になるケースがあるようです。
10年経ってるので予防的にコレも変えちゃいます。
外したパッキン類。
ゴム系はほぼ劣化してませんでした。
殆ど車庫の中にいるので紫外線も当たらないし当然かも知れない。
作業自体は終わったので戻し最中に謎のコネクターがあることに気がついた。
SMを見るとどうも北米仕様の場合気化ガス関連のアクチュエーターが付いてるようで、そのコネクターのようでした。
キャップくらいしてくれても良いのになーと思った。
そして、エンジンを掛けてみると・・・アイドリングしない!
何か繋ぎ忘れたんだろうなーと思い探っていると・・・。
マニホールドの圧力を検出するホースが刺さってませんでした。
繋ぐと普通にエンジン掛かりました。
しかし・・・エンジンからのカチカチ音は収まらない(´・ω・`)ショボーン
ココは後日調査することにして今回はここまで。